ESG投資を行う機関投資家、過半数越えへ

BNP Paribas Securities Services社が、
347社の機関投資家(178社の資産運用会社と169社の
アセットオーナー)を対象とした調査を行ったところ、
ESG投資が増加していることが判明しました。

資産運用会社やアセットオーナーの過半数が、
国連の持続可能な開発目標に沿った投資を行うようになってきています。
投資額の25%以上でESG投資を行う機関投資家の割合は
次のように変化しました。

・今年:資産運用会社75%、アセットオーナー62%
・昨年:資産運用会社48%、アセットオーナー53%
・2021年までに、25%を超える資産をESG投資に割り当てると
回答した企業:90%
・今後5年において、ESGポートフォリオの投資成果が向上すると
考える回答者:60%

ESG要素を投資プロセスに組み込むにあたっての課題については
次のような回答がありました。

・ESGデータ
・ESGを統合するためのコスト 
・高度な分析スキルの欠如
・ESG投資であることを新しく表明することにまつわるリスク
・テクノロジー関連のコスト

専門家によると、投資家はESG投資をより重視するようになっており、
社会的意義と投資成績の両方を追及したいと考えています。

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◆参考・出典一覧
IR Magazine
『Asset managers align investments with UN Sustainable Development Goals』
https://www.irmagazine.com/esg/asset-managers-align-investments-un-sustainable-development-goals