2021年に読まれた記事ランキング

2021年に最も読まれた記事をジャンル別にご紹介します。見逃した方はぜひご覧ください。

IR部門

1位:決算発表のバズワード「サプライチェーン」 的確なコミュニケーションで投資家の信頼を勝ちとる(2021年12月号)
2位:ESG開示:情報量の多さが株価に悪影響?!(2021年9月号)
3位:コロナがもたらしたIRへの変化3選(2021年6月号)

翻訳部門

1位:その敬語、間違っていませんか?(2021年11月号)
2位:「用語集」はお持ちでしょうか?(2021年10月号)
3位:意外と知らない英語の数字ルールとは?(2021年6月号)

YouTube部門

1位:バフェットさんの「株主への手紙」の読みやすさをマイクロソフトのツールで測ってみた!その結果は…(2021年2月投稿)
2位:言葉から行動へ―SDGsとプレイン・ランゲージ(2021年7月投稿)
3位:読者にストレスを与える「悪文」を書いていませんか?(2021年4月投稿)

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その敬語、間違っていませんか?

ビジネスや私生活において、敬語は必要不可欠です。しかし、知らず知らずのうちに誤った使い方をしている可能性があります。今回はよくある間違いの例を2つ紹介いたします。

その1:「~ますでしょうか。」

丁寧な表現に感じられますが、実は『二重敬語』という、敬語が重複している誤った言い方です。「ます」と「です」の二つの丁寧語が入っているため、以下の言い換えをお勧めします。

×:資料をお送りいただけますでしょうか。

〇:資料をお送りいただいてよろしいでしょうか。

  資料をお送りいただきたく存じます。

その2:「~させていただきます。」

相手に対して何かを行う際に使用されますが、実は

  • 相手の許可があること
  • その行為によって自分が恩恵を受けること

の2つを前提とした表現です。条件に当てはまらない状態でこの表現を使うことは誤りです。以下の言い換えをお勧めします。

×:初めてメールをさせていただきます。

〇:初めてメールをいたします。

なお、正しい使用例は以下のような場合です。

例:(相手に許可を取っている状態+自分の都合で)

会議のスケジュールを変更させていただきます。

これを機に、ぜひ一度普段使用している敬語を見直してみてはいかがでしょうか。