オンライン通訳の注意事項について

最近では、オンラインで通訳を行う機会も増えてきたのではないでしょうか。Zoomなどのツールを用いたオンライン通訳は、便利で柔軟に対応できる一方で、対面の通訳と異なる注意点がいくつかあります。
本記事では、オンライン通訳をスムーズに行うための注意事項をご紹介します。

<基本的な準備・確認事項>

・接続テストの実施
マイク・スピーカー・カメラなどの通信環境を、事前にテストしておくことが重要です。

・安定したインターネット接続
通信トラブルを防ぐために、可能であればWi-Fiではなく有線接続を推奨します。

・ヘッドセットの使用推奨
雑音を防ぐため、通訳者・参加者ともにヘッドセットの使用が望ましいです。

・発言していない時はマイクをミュートに
不要な雑音やハウリングを防ぎ、通訳の品質を保ちます。

※ハイブリッド形式(現地+オンライン)への対応
現地で通訳を行う場合でも、一部の参加者がオンラインで参加するケースもあります。
このような場合、通訳者もZoomなどのオンライン会議ツールに接続する必要が生じることがありますので、事前にその旨をお知らせいただけますようお願いいたします。

通訳の手配をご希望の際は、下記の情報をご用意のうえ、お気軽にご相談ください。

<ご提供いただく情報>

  • 日時・会場 (オンライン開催の場合は、使用予定の会議ツールもお知らせください)
  • 通訳の形式
  • 参加人数(会場・オンラインの人数も含めてお知らせください)
  • 通訳が必要なイベント・商談の概要
  • 参考資料や当日使用予定の資料
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通訳ご依頼時のポイントとは

本記事では通訳のご依頼がスムーズに進められるポイントをご紹介いたします。

1. ご希望の通訳の種類は何でしょうか?

通訳には「同時」「逐次」「ウィスパリング」という3種の形式がございます。
それぞれの通訳について、その特徴をご紹介します。

・同時通訳
通訳機材を使用して発言を同時に訳していきます。
タイムリーな通訳が可能なためスピード重視の場面に適しています。

・逐次通訳
発言者と通訳が交互に、数センテンスごとに区切って訳していく方法です。同時通訳の倍、時間がかかります。一般的な会議やイベント、説明会、質疑応答など、多くの場面で用いられます。

・ウィスパリング
同時通訳の一種で、通訳者が通訳機材を通さず、通訳を必要とする方の耳元でささやく形で通訳をします。通訳機材を使用しないので、少人数のミーティングで、通訳を必要とされる方が1~2名の場合に適しております。

2. 必要な情報は決まっていますか?

通訳の手配のご相談をいただく際には最低限以下の情報が必要となります。
※あくまでも一例となりますのでご了承ください

・日時、会場
・対象言語(日本語と英語、中国語と英語のように双方の言語をお知らせください)
・通訳手段(同時、逐次、ウィスパリング)
・参加人数
・通訳が必要なイベント/商談の概要
(分野など、お問合せ時点で概要をいただけますと幸いです)
・参考資料や当日利用する資料の有無

3. オプションは必要でしょうか?

同時通訳をご希望の場合は通訳機材が必要になります。通訳機材レンタルが必要なのか、会場などで手配が可能なのか確認が必要です。
その他にも弊社では以下のようなオプションサービスも行っております。ご希望に応じて対応が可能ですのでお気軽にお問合せください。

オプションサービス:国際会議の会場設営/会議録の作成/ナレーション録音 など

いかがでしたでしょうか。
通訳の種類などお悩みの際は、詳細をお伺いしたうえでお客様に最適なプランのご提案をさせていただきます。通訳のご希望がございましたら、まずはお気軽にご連絡ください。

通訳が必要ですか?条件によって変わる通訳の方法とは

弊社では「会議の通訳をお願いしたい」とお客様からご相談を受けることが多くあります。一言で通訳と言っても、会議の規模や参加人数、時間制限など条件によってその方法は異なります。3種類ある通訳の方法について、それぞれの特徴を簡単にご紹介します。

1:逐次通訳
発言者が数センテンスごとに区切って話し、通訳が都度訳していく方法です。
特徴:内容がより正確に伝わりますが、通訳が無い場合に比べて約1.5~2倍の時間がかかります。
適用場面:少人数の商談やインタビューなど内容を一語一句確認しながら進め、時間に余裕がある場合

2:同時通訳
通訳者が通訳機材を使用して発言の内容を同時に訳す方法です。通訳者は通訳ブースでヘッドフォンから発言者の声を聞きながら訳します。高い集中力が必要なため、15分から20分おきに通訳者の交代が必要です。
特徴:機材が必要です。また会議が30分以上になる場合、複数名の通訳者が必要です。
適用場面:大人数の発表会、セミナーなど即時情報を伝える必要がある場合

3:ウィスパリング
同時通訳の一種ですが、通訳者がヘッドフォンを通さず、通訳が必要とする方の耳元でささやく形で通訳をします。
特徴:テンポよく会議を進めることができますが、ヘッドフォンを使用しないため、同時通訳ほどの精度を保つことが難しい場合があります。
適用場面:会議参加者のうち、通訳を必要とする方が少人数の場合

国際会議等での多くの実績を持つエイアンドピープルの通訳者はいずれの形式でも対応可能です。大事な会議にはぜひご用命ください。