[2021.09.10]

コロナ下で外国人投資家への対話と情報発信はどうするか 「第16回IR実務英語セミナー」 開催報告

株式会社エイアンドピープルは、一般社団法人日本IR協議会との共催で、「第16回IR実務英語セミナー」を2021年8月10日(火)、ZOOMウェビナーにて開催しました。
当日は、「海外投資家向けのコミュニケーションの取り方や分かりやすい資料作成」「「読みやすい英文とそうでない英文の差はどこからくるのか」といった課題や悩みをお持ちのIRご担当者様を中心に、50社70名以上の方にご参加いただきました。

■セミナーの内容
第一部:英文IRの基礎
– IR資料の英語カへの要請の高まり
– 効率的で・速く読め・理解しやすいプレイン・ランゲージ
– 書き換え体験
第二部:外国人投資家が求めるコミュニケーション術
– 海外投資家の心をつかむ話し方
– 非対面式会議の準備・段取り
– 会議中の工夫

第一部では、プレイン・ランゲージの沿革と各国の現状の紹介と、欧米で既に企業に対しSEC(米国証券取引委員会)が使用を義務付けている、プレイン・ランゲージで書くための9のガイドラインを説明しました。
第二部では、ビル・ゲイツ、ジャック・マーなど世界で活躍するリーダーのプレゼンから学ぶ「心に残る話し方」、外国人投資家と効果的なコミュニケーションを行うためのポイントを、すぐに役立つ英語表現とあわせて紹介しました。

参加者からは、「これから英語のIR資料の開示を始めたい・強化する場合、最初に英語化すべき資料は?」「英文統合報告書などの評価ではプレイン・ランゲージであることが求められているのか?」などの質問が寄せられました。

■参加者の感想
・日本語・英語を問わず、読みやすい文章や紙面を作るための考え方を具体的に聞くことができ、参考になった。
・プレイン・イングリッシュが英語圏内でも推進されていること、ノンネイティブを意識したものではないことを学んだ。各式の高い英語表現ではなく、簡潔で誤解のない表現が求められていることを理解できた。
・英訳資料に限らず、そのベースとなる日本語資料の作成をする上で注意すべきポイントが分かった。
・今後、英文の悪い例から良い例への書き換え練習など、具体的な英文作成のセミナーがあればぜひ参加したい

■セミナー概要
日時: 2021年 8月10日(火) 14:00~16:40 
開催方式: Zoomウェビナー+オンデマンド
共催: 一般社団法人日本IR協議会/株式会社エイアンドピープル
参加費: 会員:10,000円(税込)/非会員:20,000円(税込)
申込方法: 「日本IR協議会」HPより申込 www.jira.or.jp
講師:
堀田 祐介 株式会社エイアンドピープル エグゼクティブアドバイザー
東京大学工学部卒業。最大手食品会社にて人材開発や国際事業などに従事後、元タワージャズジャパン株式会社代表取締役。グローバルビジネスで培われた国際コミュニケーションの経験を踏まえ、2019年より、プレイン・イングリッシュ普及事業に参画。株式会社エイアンドピープルアドバイザー。中小企業診断士。

三島 のどか 株式会社エイアンドピープル グローバルコミュニケーション事業部・研修事業部部長
上智大学国際教養学部卒。日系エアラインで培った現場での生きた英語力ときめ細やかなサービス力を活かし、統合報告書を始め数多くのIR資料制作に従事。大手上場会社の会員向けにプレイン・イングリッシュ、プレイン・ランゲージのセミナー講師を務める。

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